ゼルダの伝説 時のオカリナ レビュー(1998年に書かれた物です)
NINTENDO64用ソフト  98/11/21発売 定価6800円 256メガ ROM 

リンク 一言で言うと「すごい」 
べつにムービーやCGがすごいというのではない すごいのはこの出来。
ただ事では無いぞ。これだけの質を誇るゲームは過去に類を見ません
ちなみにファミ通のクロスレビューでもの満点!

小さな頃、家の周りの散策とかした記憶ありません?
その辺にあるものを特に意味もなく興味本位でいじってみたり。
近所の庭や家の隙間、塀の上などよじ登ったりして・・・

あのワクワク感、あれがゼルダを説明するのに一番近いと思います
小さい頃はあれはまさに冒険でしたよね?
ゼルダはこの冒険そのもの、と言えるようなゲームです。


ゼルダは大好きなソフトですから今回の期待も巨大でした

結果としてはシステム、バランス、グラフィック、サウンド、何処を切っても
美味しく食べられて、もうシアワセ。ほくほくほく。

伊達に数度の発売延期を経て2年も引っ張った訳じゃないなってかんじ。
私が勝手に想像して膨らませた期待にすら答えてくれる出来でした

ハイラル平原 「空間」と、でっかいフィールド
 360度自由に歩き回れる、ひろぉ〜い3D空間
 3Dでしかも自由に歩き回れて、「空間」を味わえる
 その世界を本当に冒険しているかのようだ

 時間の概念もあるので太陽の光に照らされる草原や山や川が
 時間の経過とともに徐々に感じが変わる微妙な色の移り変わり
 があり鮮やかに徐々に変わっていくのは凄く綺麗。
 
 なにやら壮大さを感じるフィールドは冒険心をくすぐられる
でかいばかりで荒いかというわけでもなく、細かい物はちゃんと出来ている
街は基本的にはマリオ64のようにポリゴンでぐるぐるであるが
場所によって見にくい所は、背景固定でリンクが動くところもある

街の人々も全員、顔、体型、服装、行動、移動速度など様々
個性的、町自体の雰囲気なども良く表現されている
ポリゴンの荒さも気にならない感じで、良いね
ロンロン牧場の看板娘 マロン
ゲルドの渓谷へ飛び込む インターフェイスが完成されている
 なんかここまでシンプルに山ほどのアクションを盛り込めるものかと
 感心してしまった、ざっと書くと「歩く」「走る」から始まり
 「ジャンプ」「登る」「開く」「降りる」「つかむ」「押す」「引っ張る」
 「投げる」「調べる」「横斬り」「縦斬り」「突き」「回転斬り(大)」
 「回転斬り(小)」「置く」「横っ跳び」「バック宙」「ジャンプ斬り」
 「蟹歩き」「回り込む」「回転アタック」あと「泳ぐ」「潜る」「話す」
 手に持っている剣やアイテムを「しまう」
 
 たくさんの動作がメニューや複雑なコマンドも不要で、スティックとA、B、Zで出せる。
 最初はなんかたくさんあっておぼえれるのか!?って感じだったけど
 気が付いたら、なにげにほとんど全部を普通に使えるようになってる
 ゲーム序盤でさりげなくそれらの練習が出来るような気遣いもあって嬉しい。 
回転切り
大妖精の泉 視点変更が無い
 街の家の中で「上から」っていうのと、立ち止まってリンク視点で
 見渡すという奴はあるけど、3Dな視点のゲームでは
 視点変更は付き物って感じでどうしても
 ボタンが増えてしまうのは仕方がないかと思っていたのに
 普通に動き回っている時には一切の視点操作がないのです

 カメラアングルが絶妙で、カメラの存在(「位置悪いなぁ」とか) を
 ほとんど感じさせないのは 気持ち良い〜
 Z注目を使うことで見にくいところは無いに等しい。
Z注目システムが画期的
 なんか「やられた」って感じ。考えた奴 天才だと思った。
 3D視点の間合いのとりづらさを覆す素晴らしいシステム

 3D主観視点って間合いや視界外の状況というのは、
 いまいちわかりにくいのですが、この注目を使うと、
 リンクを中心にしたカメラワークではなく注目対象とリンクが
 常に入るようなカメラワークに切り替わります

 これによって、敵との間合いを取りやすくなり、戦闘でいうと、
 敵の攻撃を交わして、間合いを詰めて攻撃、というような
 凝った戦闘が出来ます。 また、注目中は敵の動きに追従して
 向きが変わるので、矢などを当てるときも楽です
ハイラル湖
妖精ナビィが便利
 リンクにいつもついて一緒に冒険するナビィは
 次の行動のアドバイスをしてくれたりします
 冒険中、人や敵、怪しい場所には勝手に近づいてくれるので
 離れた人と話しができたり、敵の弱点をアドバイスしてくれたりします
 用がないときはリンクの帽子の中に隠れるという細かい動きも楽しい
 自分の操作でナビィを隠したり、出したりも出来たりで細かい所まで凝ってる
妖精 ナビィ
コキリの森 耳を頼りに進んだりするドキドキ
 曲も良い、特筆する点は無いけれど、BGMは環境音楽的な感じだ、
 以下に書く音のイベントもあるのでこの選択は当たりと言える
 場所によって適した音楽になっているとおもう

 音については特筆すべき点は、曲というよりは、効果音関連の方だと思う
 ステレオサウンドが効果的に用いられている
 音を頼りに敵を捜したり (見回して向いてる方向でちゃんと音も動く)
 音を頼りに歩いたりすることもあったりで、耳までフル活用
 敵の気配察知など耳に頼って気配を探るような事も楽しい
   
リンクや敵の動きなどもなめらかで、あきらかに現行では最高レベルです
ポリゴンのつなぎ目などもわからなく、かなり綺麗
敵はそれぞれ個性的で、弱点や特徴があって、それを利用すると効果的に倒せるし、
がむしゃらに斬りまくってもOK(最初は余裕無いので^^; )  ボスとかの迫力も満点。
戦闘のアクションは普通の人なら問題ない程度でアクション苦手な人でも
どうにかなる難易度だと思うんですけど、どうですかね。

沢山のアクションにより、こう言うこと出来るかな?と思うと
大概出来るお馴染みの草も刈れるし、鶏も捕まえられる、今回は鶏を掲げたまま
高いところから飛び降りるとゆっくり降下するという細かい演出も(笑)

看板まで切れるのは感動した。
ハイラル城
オカリナ演奏中 ゼルダ恒例の謎解きは今回もバッチリ。
「自分しか気づかないんじゃないか〜 フフ」と思わせる絶妙な難易度で
今回も沢山の仕掛けが楽しませてくれます
サブタイトルにもなっているオカリナで曲が弾けますし、これもまた色々有り。
また、主人公リンクはある時点から7年後の世界を行き来することが出来て
子供リンクが行った事が大人リンクの世界で影響を受ける仕掛けもあります
さて、今回のゼルダ、初代FCディスク版とSFC版
どちらかというと、SFC版のゼルダの方が近い気がします。FC版の良さっていうのは
表現力のなさゆえに、想像力を活用できたという点もあったと思うし。

グラフィック&音楽環境が変わり、表現方法すらポリゴンになり根本的にFC版と
純粋に比べられる要素があまりないあたりも在ると思います
でもなんのかんのと言って、
64でもやっぱりゼルダは「ゼルダ」でした正当な進化だと言えるでしょう
 
私の評価は基本的に減点式なんですが、減点する所が無いです、それが困った所です(笑)いいのかなぁ〜
どっかアラ探ししようかとも思うんだが、見つけても他のゲームでなら、許しているような事なので
そういう点では減点できないんだよな、重箱の隅つついているようなもんだし。
ということで、現時点では100点です

難易度としてはちょうど良くあそびやすいという感じでしたが、なんか減点するところがあるとすれば、
お金が余った(笑) もっとお金を使うイベントがあってもよかったかなぁ、と思ったのだ
これで1点か2点引くつもりだったのだけど、なにやら下手な人は矢とか薬とか買いまくって
解決しているらしいので、そういうことも考えてこのお金のバランスなんではないかなぁ、という結論に達した
 
読み込みがない
街とフィールドの切替えはもちろん、
電源入れてすぐ始められる

起動中にトイレに行ってる暇が
無いのも意外に重要(笑)
マスターソードを抜く ゼルダってスクウェアの武蔵伝みたいなの?
と友人に聞かれましたが雰囲気的には
アクションRPGなのでそんな感じですが、
「質が全然違う」ゼルダ遊んだら
武蔵伝は遊べないなっていうのが素直な感想です。
武蔵伝好きな人ごめん、でも是非ゼルダも遊んでみて
時の神殿
 映画やアニメなどの境界線が薄い、ゲーム性の薄いっていうか
無いのも氾濫していますが、最近のそういうゲームしか遊んだこと
無い人ほどぜひぜひ遊んで欲しいです、
これが「ゲーム」なんだと思わせる存在とでも言うんでしょうか
ゲームでしか味わえない感動を是非。
任天堂嫌いとか偏見もある人(笑)も偏見は置いて遊んで下さい
興味がある方は64無くても
「ゼルダの伝説 時のオカリナ」の為に
「NINTENDO64」を買っても
損はさせないことは保証します
いや、マジで。

あのCMは嘘じゃなかったのでした。百聞は一見にしかず。